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努力が自然と続くのはどんなとき?

努力が自然と続くのはどんなとき?
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以前、NHKの特集番組でプロ野球の「王選手」について取り上げている番組を見たことがあります。

一本足打法で有名な王選手。真剣での素振りで畳が磨り減った、などの逸話が物語るように、王選手といえば「努力、精進」というイメージが強いのですが、どうも最初からそうではなかったらしい。

ピッチャーからバッターに転向した王選手は、バッティングフォームに独特の癖があって、いくら練習をしても、結果につながらず、だんだんと練習嫌いになっていったというのです。そのころの王選手についたあだ名は「なまけもの」。

その後、荒川コーチの指導のもとで、バッティングフォームの改良を重ねていくことになります。少しずつ一本足打法に近づいていくのですが、その過程を王選手は「練習すると、それだけ打てるようになる、結果が出る。だからまた練習したくなるんです」と話していました。

私たちは相手に対して、ついつい努力や頑張りを強いてしまいがちです。目の前にいる相手が、どうやったら最初の小さな成功を収めることが出来るのか? 優れたコーチは日夜それを考えているのだと思います。
(以上、Coach's VIEW『優れたコーチは日夜それを考える』より抜粋編集)

この話を読んで、今、誰のことが浮かんでいますか?


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