マネジメントに変化を起こしたいなら、スキルを学ぶよりまずは部下と話す時間をつくること。毎回じっくりと話す必要はなく、日常の必要な場面で短く話すことのつみ重ねが、やがて部下やあなたのマネジメントに変化をもたらします。その最初のステップや「1on1ミーティング」にも活用できるヒントがここに!
絵で学ぶ3分間コーチ(1) 部下のために「2つの時間」をつくる
2018年04月24日
マネジメントにコーチングを取り入れようと思ったら、スキルを学ぶより何より、まずは部下と話す時間をつくること。たった3分でも充分です。3分間の積み重ねは、きっとあなたのマネジメントに大きな違いをもたらします。
部下のために2つの時間をつくる
イラストレーション 谷山彩子
ほんとうは部下の全員とゆっくり話をしたい。でも、現実的には時間はあまりありません。それでも、できるだけ多くの人と話すためには、躊躇しないことです。
職場で近くを通ったとき、すれ違ったとき、目の前を歩いていたとき。そのチャンスを逃したら、次はいつあるかわかりません。その場で躊躇せずに、声をかけます。
そのためにも、いつでも自分から声をかけられるように、話しかけられるように、この人とはこう話したいといういうことを、部下全員分、用意しておくのです。
部下のデータベースをつくることで、日報を読むことで、毎日部下一人ひとりのことを考えることでーその積み重ねがコミュニケーションを交わす起因になります。
部下について考える時間をつくる。
部下と的を絞った短い会話をするための時間をとる。
この2つの時間はお互いに連動しています。
そして、この2つの時間をつくることが、あなたのチームを、そして、組織を変えます。
(『3分間コーチ ひとりでも部下がいる人のための世界一シンプルなマネジメント術』より抜粋編集)
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