マネジメントに変化を起こしたいなら、スキルを学ぶよりまずは部下と話す時間をつくること。毎回じっくりと話す必要はなく、日常の必要な場面で短く話すことのつみ重ねが、やがて部下やあなたのマネジメントに変化をもたらします。その最初のステップや「1on1ミーティング」にも活用できるヒントがここに!
事例で学ぶ3分間コーチ(9) 日記をもとに部下に声をかける
2019年07月18日
マネジメントにコーチングを取り入れようと思ったら、スキルを学ぶより何より、まずは部下と話す時間をつくること。たった3分でも充分です。3分間の積み重ねは、きっとあなたのマネジメントに大きな違いをもたらします。
部下が理解して合意しなければ、上層部で方針を決めても組織は動かない
ある水産会社の常務は、毎日の部下とのやりとりを日記につけています。
そして毎朝、一年前の同じ日付の日記を読んでから出勤し、その日記をもとに、たとえば、「今日、たしか誕生日だったよね」とか、「以前のきみは、こういうことに悩んでいたけれど、ずいぶん仕事の質が上がっているね」と、さりげなく声をかけると言います。
彼は、全国を飛び回り、地方にいる部下ともできるだけ直接会って話すよう努めているそうです。
部下が理解して合意しなければ、上層部で方針を決めても組織は動かない、と知っているからです。
(『3分間コーチ ひとりでも部下がいる人のための世界一シンプルなマネジメント術』より抜粋編集)
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