マネジメントに変化を起こしたいなら、スキルを学ぶよりまずは部下と話す時間をつくること。毎回じっくりと話す必要はなく、日常の必要な場面で短く話すことのつみ重ねが、やがて部下やあなたのマネジメントに変化をもたらします。その最初のステップや「1on1ミーティング」にも活用できるヒントがここに!
事例で学ぶ3分間コーチ(8) 部下が声をかけてきたときでは遅い!
2019年07月11日
マネジメントにコーチングを取り入れようと思ったら、スキルを学ぶより何より、まずは部下と話す時間をつくること。たった3分でも充分です。3分間の積み重ねは、きっとあなたのマネジメントに大きな違いをもたらします。
「部下の変化を観察していて、そのサインを見逃さない」 その現実的な方法は、毎日、部下と話をすること
ある大手食品会社のマネジャーは、朝、何も言わずにすーっと入ってきて席につく部下がいたら、これは何かあるに違いないと、その場で声をかけるそうです。
そのタイミングを逃してしまうと、3分ですむ話が1時間、2時間になってしまうからと。
そして、部下のほうから「マネジャー」と声をかけてきたときには、しまったと思うそうです。なぜ彼の様子にもっと早く気づいてやれなかったのかと。
「部下の変化を観察していて、そのサインを見逃さない」とは、よく耳にすることばですが、それは口で言うほど簡単ではありません。四六時中、部下を観察している訳にもいかないのですから。結局、あきらめてしまうことになります。
で、現実的な方法は、毎日、部下と話をすることです。その過程で、部下から直接聞くこともできるでしょうし、こちらから聞くこともできます。
(『3分間コーチ ひとりでも部下がいる人のための世界一シンプルなマネジメント術』より抜粋編集)
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