マネジメントに使えるコーチング

マネジメントに変化を起こしたいなら、スキルを学ぶよりまずは部下と話す時間をつくること。毎回じっくりと話す必要はなく、日常の必要な場面で短く話すことのつみ重ねが、やがて部下やあなたのマネジメントに変化をもたらします。その最初のステップや「1on1ミーティング」にも活用できるヒントがここに!


3分間コーチ エッセンシャル(39) 変わる/変えるときに必要なのは?

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マネジメントにコーチングを取り入れようと思ったら、スキルを学ぶより何より、まずは部下と話す時間をつくること。たった3分でも充分です。3分間の積み重ねは、きっとあなたのマネジメントに大きな違いをもたらします。


習慣を活用する

人が変わろうとする時、これまでは、とどのつまりが、セルフコントロールや自己鍛錬に頼ってしまいがちでした。そして、たいていの場合、うまくいきません。

それよりも、わたしが最近、注目しているのは、新しい〈習慣〉をつくりだすことです。

スキルを身につけさせるよりは、スキルを自分から習得したくなるような環境や習慣をつくってしまうことです。

では、そもそも、どのような環境にあれば、目標は達成されるのか、部下は育つのか?

すると、そこには、例外なく、上司と部下がコミュニケーションを交わすという習慣、上司が部下について考えるという習慣があります。その〈習慣〉を活用することで、特別な努力を強いることなく、自分が発生させようとする変化に対応できるようになります。

もちろん、新しい習慣を身につけるのは簡単なことではありません。何のために部下について考え、部下とコミュニケーションするのかーその価値を上司の一人ひとりが理解している必要があるでしょう。

さらに、〈継続〉です。
何であれ、新しい〈習慣〉を身につけるには、習慣化する行動を具体的に決め、その行動を毎日繰り返し行うことが必要です。

具体的には、部下とコミュニケーションを交わす〈場面〉を事前に学習し、その〈場面〉で部下をコーチすることです。このことが〈習慣化〉されることで、目標の達成、部下の育成の実現はより現実的になるでしょう。

(『3分間コーチ ひとりでも部下がいる人のための世界一シンプルなマネジメント術』より抜粋編集)

3分間コーチ
ひとりでも部下がいる人のための世界一シンプルなマネジメント術

著者:伊藤 守
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン


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