マネジメントに変化を起こしたいなら、スキルを学ぶよりまずは部下と話す時間をつくること。毎回じっくりと話す必要はなく、日常の必要な場面で短く話すことのつみ重ねが、やがて部下やあなたのマネジメントに変化をもたらします。その最初のステップや「1on1ミーティング」にも活用できるヒントがここに!
3分間コーチ エッセンシャル(41) 人間がもともと得意なことを活用する
2019年10月17日
マネジメントにコーチングを取り入れようと思ったら、スキルを学ぶより何より、まずは部下と話す時間をつくること。たった3分でも充分です。3分間の積み重ねは、きっとあなたのマネジメントに大きな違いをもたらします。
一緒に、身近にいる「モデル」を探したり、
「モデル」を話題にすることで、学習効果をあげる
モデルは強い影響力を持ちます。
それだけに、学習効果を上げるとき、モデリングが有効な方法になります。
部下に学習させようとするときなど、ともすれば、知ること、理解することの価値やだれかに先んじることを推す傾向があります。いっしょに、身近にいる「モデル」を探したり、「同化」してみたいと思わせる対象を探すことは少ないものです。
けれども人間は、もともと、「モデル」をまねることによって、スキルや態度を学ぶことを得意としています。
通常は、無意識のうちにモデルをまねていますが、モデルとなる人を話題にすることで、意識してモデルからさまざまなことを学び取ることができます。それをもう少し有効に使いたいものです。
「どの部分をモデルとしたい?」
「まねてみたいところは?」
「どういう違いがある?」
(『3分間コーチ ひとりでも部下がいる人のための世界一シンプルなマネジメント術』より抜粋編集)
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