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第4回 キャッチボールとの出会い: ボールを探して
2020年11月13日
コミュニケーションはキャッチボール(はじめに)
この気もち伝えたい』という小さな絵本があります。...
ニューヨークでの体験、セミナーでの体験の後、わたしは毎回、研修でキャッチボールをするようになりました。最初は、お互いに気楽に話すための道具として、バスケットボールやバレーボール、ビーチボールを使っていました。
それを続けているうちに、次第に自分の中で、コミュニケーションとキャッチボールの共通点が明らかになっていきました。
そして、研修の中でも、本格的にキャッチボールのデモンストレーションを行いたいと思うようになりました。
そのためには、ふさわしいボールが必要です。
こうして、キャッチボールのデモンストレーションのためのボールを探すことになりました。
キャッチボールの「ボール探しの旅」
最初、手に取ったのはバスケットボールでした。
でもこれは重すぎてうまくいかない。
バレーボールも試してみましたが、どうも軽すぎる。
ドッジボールは感触がゴツゴツしすぎ。
キャッチボール用のボールを求めて、
思いつく限りのボールを取り寄せ、試してみました。
そして、最終的に出会ったのが、新体操で使う赤いボールでした。
受け取りやすい大きさ、ほどよい重さ、つるつるした手触り。
何よりも、受け取ったとき、手にしっくり吸い付くようですべり落ちない。
おまけに、色も、赤のほかに何種類もありました。
すべてが、このデモンストレーションにぴったりです。
こうして、新体操のボールが、
「コミュニケーションはキャッチボール」を象徴的に表現するものとして
デビューしたのです。
出典
コミュニケーションはキャッチボール itoh.comより抜粋編集
『コミュニケーションはキャッチボール』(ディスカヴァー刊)伊藤守著より抜粋編集
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