コーチングの基本

コーチングの歴史、具体的なコーチングスキルなど、コーチングとは何かを知るための基礎知識をご紹介します。


第4回 キャッチボールとの出会い: ボールを探して

第4回 キャッチボールとの出会い: ボールを探して
メールで送る リンクをコピー
コピーしました コピーに失敗しました
このシリーズを(はじめに)から読む
コミュニケーションはキャッチボール(はじめに)
この気もち伝えたい』という小さな絵本があります。...

ニューヨークでの体験、セミナーでの体験の後、わたしは毎回、研修でキャッチボールをするようになりました。最初は、お互いに気楽に話すための道具として、バスケットボールやバレーボール、ビーチボールを使っていました。

それを続けているうちに、次第に自分の中で、コミュニケーションとキャッチボールの共通点が明らかになっていきました。

そして、研修の中でも、本格的にキャッチボールのデモンストレーションを行いたいと思うようになりました。

そのためには、ふさわしいボールが必要です。

こうして、キャッチボールのデモンストレーションのためのボールを探すことになりました。

キャッチボールの「ボール探しの旅」

最初、手に取ったのはバスケットボールでした。

でもこれは重すぎてうまくいかない。
バレーボールも試してみましたが、どうも軽すぎる。
ドッジボールは感触がゴツゴツしすぎ。

キャッチボール用のボールを求めて、
思いつく限りのボールを取り寄せ、試してみました。

そして、最終的に出会ったのが、新体操で使う赤いボールでした。

受け取りやすい大きさ、ほどよい重さ、つるつるした手触り。
何よりも、受け取ったとき、手にしっくり吸い付くようですべり落ちない。
おまけに、色も、赤のほかに何種類もありました。

すべてが、このデモンストレーションにぴったりです。

こうして、新体操のボールが、
「コミュニケーションはキャッチボール」を象徴的に表現するものとして
デビューしたのです。

出典

コミュニケーションはキャッチボール itoh.comより抜粋編集
コミュニケーションはキャッチボール』(ディスカヴァー刊)伊藤守著より抜粋編集


この記事を周りの方へシェアしませんか?

この記事はあなたにとって役に立ちましたか?
ぜひ読んだ感想を教えてください。

投票結果をみる

※営利、非営利、イントラネットを問わず、本記事を許可なく複製、転用、販売など二次利用することを禁じます。転載、その他の利用のご希望がある場合は、編集部までお問い合わせください。

コミュニケーションはキャッチボール™ 基本のコーチングスキル/コーチング

コーチング・プログラム説明会 詳細・お申し込みはこちら
メールマガジン

関連記事