eコーチングは、影響力を高めたいリーダーのためのわずか1分のミニコーチング体験。視点を変える質問と、すぐに試すことができるヒントで選択肢を増やし、リーダーとして起こすべき変化をいますぐ起こしてみませんか。
あなたの「なぜ?」という質問は、相手をどんな気もちにさせていると思いますか?
2016年07月19日
たとえば、部下からのレポートの提出が遅れている場合、あなたならどんな質問を投げるでしょうか。
もし、
「なぜ、期限を過ぎても出さないの?」
「期限を守れないのはなぜ?」
と聞けば、おそらく、相手の答えは、
「すみません、、、」
や
「申し訳ありません」
でしょう。
これでは、問題の本質を見抜き、解決に導く会話にはつながりません。
このような「なぜ」の使い方は、一見「質問」のようですが、実際には「詰問」になってしまい、相手のモチベーションや主体性を阻害してしまう危険さえあります。
これに対して、たとえば、
「期限に遅れているのはなにが原因になっているの?」
「期限を守るためには必要だったことは?」
と聞けば、具体的に何を変えればいいのか、何をすればいいのかを共に明らかにすることができます。
このように、詰問になりそうな「なぜ」の代わりに「なに」を使うだけで、相手の受け止め方、そして答えさえ変わってきます。
「なぜ」を使った質問が頭に浮かんだときには、考えてみてください。
自分が今からしようとしている質問を、受けるのがもし自分だったら、どんな感じがするだろうか?
もし「責められてる」と感じるようなら、前進のための質問、たとえば「なに」を使った質問に変えてから投げかけてみましょう。
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