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一人ひとりの部下の状況や個性を、どのくらい理解していますか?
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2017年02月06日

部下とのコミュニケーションというと、まず、どのように話したらいいか、何を話したらいいか、あるいは、どのように聞いたらいいのか、といったことが知りたくなります。
たしかにスキルも大切です。けれども、コミュニケーションのためには、まず、部下と会話する時間をもつことが先です。
コミュニケーションの内容をとやかくいう以前に、そもそもコミュニケーションがない、もしくは、圧倒的に少ない、時間をとりたくても時間がとれない、話すきっかけがつかめない、というのが、多くの上司の現状ではないでしょうか。
そこで、<3分間コーチ>は、まず、部下のために時間をとることに重点をおきます。3分間の時間を、その人のためにとる。ついでではなく、「その人と話す」という目的をもって時間をつくるのです。
そして、そのためには、もうひとつの時間、「部下について考える時間」をとることも必要です。
部下がコーチを求めているとき(多くは、当の本人は気づいていません)をキャッチするためには、部下の日々の業務やその進捗状況を知っていることが前提となります。
・ 今、必要としているスキルは?
・ 強みは?
・ どんな能力をもっているか?
・ 今の仕事を選んだ動機は?
・ 過去の成功体験は?
・ 今、どんな状態か?
・ どんなときに、いちばん力を発揮するのか?
部下について知るということは、部下のデータベースをつくることとイコールです。部下について知っておく必要のあることのリストをつくり、それを満たすのです。
「部下について自分が知らないということを知る。知らないということに気づけば知りたくなる。」
『 3分間コーチ 』(伊藤守著)より抜粋編集
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