eコーチングは、影響力を高めたいリーダーのためのわずか1分のミニコーチング体験。視点を変える質問と、すぐに試すことができるヒントで選択肢を増やし、リーダーとして起こすべき変化をいますぐ起こしてみませんか。
部下に声をかけるべきタイミングを、いくつ挙げられますか?
2017年02月13日
<3分間コーチ>にとって大切なことは、何を話すかより、どんな場面で話すか、です。その場面、その瞬間をとらえ、会話の時間をとることです。
大切なのは、事が起こってからコーチするのではなく、事が起こる前に、予測し、それをコーチすることです。
最初に、課題やビジョンを明確にして、それを共有していれば、いつでもそのことを話題にし、<コーチング・カンバセーション>を交わすことができます。部下一人一人の課題を知り、その進捗状況を知っていれば、部下がコーチを求めている瞬間に気づきます。
実は、業務上で、人が遭遇する課題というのは、だいたい予測がついているものです。ということは、部下が課題に遭遇しコーチを求める前に、上司から声をかけることが十分に可能だということです。具体的には、次のようなときです。
・ 新しいポジションを与えられたとき
・ 新しい仕事や大きな仕事を与えられたとき
・ 目標設定するとき
・ 営業やプレゼンテーションの前
・ 重要なミーティングの前
など
何であれ、新しい仕事を始める前というのは、未知の世界に向かって行動を起こしていくわけですから、コーチングに最適の場面です。
こうした場面では、仕事を成功させるだけではなく、その仕事を通して、どのような能力を身につけていくか、どれだけ成長するかについても話し合っておくといいでしょう。
ほかにも、次のような場面があります。
・ 仕事の内容を確認したいとき
・ 進行のためのスケジュールを組むとき
・ うまくいかなかったときの別の選択肢やリスクを確認したいとき
・ 変化に対応するとき
・ 変化を起こすとき
・ 不測事態が生じたとき
など。
「実際の仕事は<人>が行なっているもの。そして、人は計画したとおりに動くわけではない。」
『 3分間コーチ 』(伊藤守著)より抜粋編集
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