eコーチングは、影響力を高めたいリーダーのためのわずか1分のミニコーチング体験。視点を変える質問と、すぐに試すことができるヒントで選択肢を増やし、リーダーとして起こすべき変化をいますぐ起こしてみませんか。
あなたはどのくらい先まで未来を描いていますか?
2017年06月19日
目隠しをして100メートルの全力疾走をしたことがあります。ゴールは見えないので、ゴール付近には手をたたいている人がいます。
目隠しをして走るのはもちろん怖いとはいえ、不思議なのは、どんなに速く走ってきた人でも、手の鳴るゴールの直前にくると足踏みを始めてしまうということです。
理由はいくつか考えられます。
ひとつは、ゴールまでは予測がついているのだけれど、そこから先の地面の状態や障害物の有無に対して不安があって、前に進めなくなってしまうということです。
また、ゴールに対する条件反射もあるように思います。つまり、ゴールは「行きどまり」と無意識に思っているということです。実際のレースでは、ゴールは走り抜けるものとしてセッティングされているのですが、、、。
ビジネスでも同様です。ゴールは通過点に過ぎません。したがって、コーチはゴールのその次をビジュアライズさせなければいけません。その「次の次」を見せるのです。
これを「フューチャーペーシング」といいます。フューチャーペーシングによって、相手に自分の可能性を自覚させ、トータルに成功できるよう導くことができます。
行動を起こすためには、見通しのよさが必要です。具体的には、相手が未来に向けてどんな物語を用意するのか、どんな価値を優先するのか、未来をどのように予測するのかといった「戦略」をもつということでもあります。
『 それを達成したら次に何をやりますか? 』
『 コーチング・マネジメント 』(伊藤守著)より抜粋編集
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