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仲間として受け入れていることを、どんな方法で部下に示していますか?
2018年12月17日
人間の細胞と細胞も、情報を交わし、コミュニケーションを行っています。そこで起こる興味深い現象があります。細胞にたったひとつの情報を与え続けると、「アナジー」、つまり、活動を停止してしまう状態に陥ってしまうのだそうです。
「勉強しろ」「仕事しろ」だけを言い続けると、人が行動を起こせなくなるように、細胞もまた、同じ情報を与え続けられると、動けなくなってしまうのです。
そのために、細胞間のコミュニケーションにおいては、伝えたい情報の他に、別の情報も一緒に送っています。それは「セカンド・シグナル」と呼ばれます。
人間同士のコミュニケーションで考えてみると、仕事の指示だけでなく、他のメッセージも一緒に送る。仲間として認めていることや、好意を持っている、一緒に仕事ができて誇らしい、などのメッセージを伝えることで、部下は指示を受け取りやすくなります。
自分のほうから部下に声をかける、名前を呼ぶ、自分のほうから挨拶をする。また、そのときには単に言葉だけでなく、声のトーンや、顔つき、視線などでセカンド・シグナルを送る。
部下の自発的な行動を促すためにも、部下を気にかけ、ともに喜び、助けが必要な時は手助けする、というメッセージを常に発信することが大切です。仕事の指示が通るかどうかは、セカンド・シグナルの、頻度や質に負うところが多いものです。
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