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対立はどうして起こるのでしょうか?
2021年05月14日
チーム内では、意見の不一致や対立が起こることもあります。しかし、対立は考えかたの違いからくるわけではありません。それは知覚の不一致からくるものです。
人は見たいものを見たいように見て、聞きたいことを聞きたいように聞く傾向を持っています。「見なければ信じない」と言いますが、もっと正確にいえば、信じてもいないものは、見もしないものです。
見たり聞いたりするのは、目や耳の仕事ではなく、脳の仕事です。なにを見て、なにを聞くかは、事前に脳が選んでいます。したがって、当然自分に見えているものが、相手にも「見えて」いるわけではありません。
自分に見えているものは、人にも見えているはずだと思い込みがちですが、実際には、人それぞれの背景の違いから、見えている対象も見えかたも、それぞれ違うものです。
(『「小さなチームは組織を変える―ネイティブ・コーチ10の法則」』伊藤守著より抜粋編集)
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