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自分からはあまり話さない部下とどう関わっていますか?
2020年07月03日
誰でも頭の中では、話したほうがいい、話したいと思っています。
しかし、いざその場になると身体がついていきません。
ネイティブコーチは、黙ってしまう部下が自分から話すようになるために、単に言葉を介したコミュニケーションで解決しようとするのではなく、彼らが、自分から動けるように関わります。
あるガソリンスタンドの店長である、ネイティブコーチの例です。
彼は部下をよく観察していて、スタンドの仕事の中で、とくに洗車を丁寧にやっているのを見つけ、こう声をかけました。
「洗車うまいね」
「そうですか」
「これから、洗車をもっと頼みたいな」
「はい」
彼は洗車からスタートして、ガソリンスタンドのあらゆる仕事をこなすようになったそうです。
ネイティブコーチは、部下の「行動」に価値をおいています。
実際に何をしているか、どんな行動をとっているか、それを丹念に観察し、評価します。
そして、部下の行動や行動の変化を見逃さず、アクノレッジしています。部下はそれを機会にコミュニケーションをする動機を、自分の内側に感じるようになります。
自分からコミュニケーションをはじめる気になれば、提案や情報はしだいに出てくるようになります。
そして、コミュニケーションを自分からはじめられるという意識を持てるようになると、それは自信につながります。
「小さなチームは組織を変える」より抜粋編集
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