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安心感を与える聞き方をどのくらいできていますか?
2020年07月17日
話を聞くということは、相手の話している内容に、同意したり、賛成や反対したりすることとは違います。
ましてや、忠告や助言をする、代わりに問題解決をする、相手の要望に応えるといったことでもありません。
相手の話を聞くということは、相手の話やそのときの感情を「承認」することにあります。
たとえ相手の話に同意できなくても、聞くことはできます。
相手が伝えたいと思っていることを思っているとおりに、感じていることを感じているとおりに「理解」しようとすることが「聞く」態度であると言えます。
そのことには、もちろん話の内容を理解するという意味もありますが、それ以上に、話しているその人の「存在」を承認し、理解し、聞く、という意味があります。
こうしてみると「聞く」という態度は、たとえ考えの違う人でも、そこに「関わり」を創る、または、自分とは違っても、仲間として承認する、というありかただとも言えます。
どんな人でも、人は孤立することを怖れています。
誰でも、自分の話を聞いてもらえないと、自分は仲間として受け入れられないのではないかと、不安になります。
不安でいる時は、視野が狭まり、行動は抑制されます。
相手の話に耳を傾ければ、相手は安心感を持つことができます。
安心感は、関心や興味を開放し、自発的な行動へと導きます。
安心感はすべての行動の源です。
「小さなチームは組織を変える」より抜粋編集
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