eコーチングは、影響力を高めたいリーダーのためのわずか1分のミニコーチング体験。視点を変える質問と、すぐに試すことができるヒントで選択肢を増やし、リーダーとして起こすべき変化をいますぐ起こしてみませんか。
考えるばかりで行動できない相手にどう関わりますか?
2021年12月10日
たとえばここに、思うように売り上げを伸ばすことのできない新米営業マンがいるとします。彼はどうすればうまくいくのかを考えるばかりで、行動は抑制されてしまっています。
おそらく彼の内側には、なにを提案してもお客さんからイエスをとりつけられない、自信を失った自分の姿が、薄暗い色で描かれているのでしょう。
そんな彼に対して、コーチング・マインドあふれる上司であれば、ただ「がんばれ!」と激励するだけでなく、行動の起点である内側の絵を変えるために、いくつかのことを試してみるはずです。
たとえば、過去の経験の中で、障害に突き当たりながらも、それを乗り越えた体験について話してもらう。
その新米営業マンがモデルとしている人なら、どのように今の状態を乗り越えていくと思うかをきいてみる...などです。
相手の心のスクリーンに、それを見るだけで一歩前に出たくなる。そんな絵を一瞬にして映し出してしまう。それが、"コーチ"と呼ばれる人なのです。
『新 コーチングが人を活かす』(鈴木義幸著)より抜粋編集
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