eコーチングは、影響力を高めたいリーダーのためのわずか1分のミニコーチング体験。視点を変える質問と、すぐに試すことができるヒントで選択肢を増やし、リーダーとして起こすべき変化をいますぐ起こしてみませんか。
相手の話をきくときに、どんな工夫をしていますか?
2021年12月31日
時として一ヵ所を深堀するよりも、広く多くのことをきき出すことが有効な場合があります。
ある保険会社の営業所長のコーチングをしていた際、所内でなにが起こっているのかについて、とにかく広く浅くきいていきました。
ひとつ質問をして答えをきいては、また「他に気づいていることはないですか?」と聞く。
答えに詰まったら、「部下はそのことについてどう思っていますかね?」「バイトの女性は毎日どんなことを考えながら仕事をしていますかね?」と、こちらからいくつかの切り口を与えてみる。
そうすると現状に対していろいろな角度から光が当たり、相手は複眼的に状況をとらえることができます。
広く多くのことをきくと、ある一点しか見ずに凝り固まっていた脳の緊張が和らぎ状況が見通せることがあります。
逆に、はじめから拡散しているような場合には、狭く深堀りをすることで意識を集中させていくほうがいいかもしれません。
ぜひ場合によって使い分けてみてください。
『新 コーチングが人を活かす』(鈴木義幸著)より抜粋編集
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