eコーチングは、影響力を高めたいリーダーのためのわずか1分のミニコーチング体験。視点を変える質問と、すぐに試すことができるヒントで選択肢を増やし、リーダーとして起こすべき変化をいますぐ起こしてみませんか。
沈黙を活かすには?
2022年01月21日
突然訪れた沈黙に身が固くなって視線のやり場に困り、体に巻きつけられたロープを振りほどくように、とりあえずなにかを口にする。そんな経験は誰にでもあるかもしれません。
今度そんなタイミングが訪れたら「沈黙を相手に与えよう」そう思って、その間を相手と共有することを試してみませんか。
まず質問を投げる。次に相手が考える。そしてすぐに答えが返ってこなかったら、
「好きなだけ時間を使ってゆっくり考えてください。それまで黙っていますから」
そう相手に伝えるのです。
自分がそう言われたところを想像してみてください。少し気楽に沈黙を使える気がしませんか。
相手に一度このメッセージを伝えておくと、次に沈黙が訪れたときも、2人の間で沈黙はどう使われるべきかの合意がありますから、変な緊張が生まれずにすみます。
沈黙という、普通は偶発的に起きる"間"を、相手の発見をうながすためのかけがえのない時間に意図的に変えてみてください。
『新 コーチングが人を活かす』(鈴木義幸著)より抜粋編集
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