eコーチングは、影響力を高めたいリーダーのためのわずか1分のミニコーチング体験。視点を変える質問と、すぐに試すことができるヒントで選択肢を増やし、リーダーとして起こすべき変化をいますぐ起こしてみませんか。
未来をなかなか描けない部下にどう関わりますか?
2022年03月04日
いきなり未来を問われても、なかなか言葉が出てくるものではありません。上司に面談で突然「お前は将来何をやりたいんだ?」ときかれても、答えに詰まるだけでしょう。
こういうときには "まず、過去を思い出してもらう" という方法があります。
未来を描くためのヒントは、過去のさまざまな体験の中に存在しています。日常に忙殺されている中で、なかなか自分だけでそのヒントにアクセスするのは難しい。だから、コーチは、目の前の人の過去に散りばめられた未来へのヒントを一緒に探索し、見つけ出していきます。
たとえば、部下に対してであれば、
「この会社に入社したのは、どんなことに興味があったから?」
「これまで関わったプロジェクトで、いちばん楽しかったのはどんなプロジェクト?」
自分の関心、指向性、心の振れ具合、そういったものを十分に思い出してもらってから、たずねます。
「これからの5年くらいで、どんな仕事をしてみたい? 何を実現してみたい?」
『新 コーチングが人を活かす』(鈴木義幸著)より抜粋編集
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