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部下の不満にどう向き合いますか?

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人を指導する立場にあると、なんといっても怖いのが、自分に向けられる "不満" です。だから会社の上司も学校の先生も、それがなるべく出ないように、怖い顔をしたり、やさしい顔をしたり、いろいろなことをするわけです。

コーチングでは "不満を提案に変える" が鉄則です。

不満とは、基本的に「あなたには私をハッピーにする義務がある(のに、それを果たしてくれない)」という被害者的なスタンスからのメッセージです。

それを「私が力を使わなければ、私はハッピーになれない」という自己責任を明確にしたメッセージに変えます。たとえば、次のように。

部下「課長、あんな非生産的な朝礼は、続けても無駄じゃないかと思うんです」
上司「そうか、どんなところが非生産的だと思うんだ」
部下「全員が1日の予定を話しても、誰も関心を持ってきいていないし、週間報告が月曜にあるんですから、それでいいと思うんですよ」
上司「なるほど。みんなが毎朝顔を合わせることには意味があると思うから、朝礼自体は継続するが、どうすれば生産的なものになると思う? アイデアをきかせてくれないか」
部下「そうですね・・・たとえば、その日はどんな心がけで仕事に臨むか、全員に宣言させるのはどうですか。そして、それをボードに書いておくんです」
上司「いいねえ、ぜひそれをやろう。今度の朝礼で、君からみんなに提案してくれないか。もちろん、私も同意していることを伝えるから」
部下「わかりました。よろしくお願いします」

いつでも不満を提案に変えることができるなら、もう不満におびえる必要はありません。

『新 コーチングが人を活かす』(鈴木義幸著)より抜粋編集


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