マネジメントに変化を起こしたいなら、スキルを学ぶよりまずは部下と話す時間をつくること。毎回じっくりと話す必要はなく、日常の必要な場面で短く話すことのつみ重ねが、やがて部下やあなたのマネジメントに変化をもたらします。その最初のステップや「1on1ミーティング」にも活用できるヒントがここに!
3分間コーチ エッセンシャル(6) 未来に向けた問いが追い出すもの
2018年08月21日
マネジメントにコーチングを取り入れようと思ったら、スキルを学ぶより何より、まずは部下と話す時間をつくること。たった3分でも充分です。3分間の積み重ねは、きっとあなたのマネジメントに大きな違いをもたらします。
〈未来に向けた問い〉を共有し続けないと、
人の頭はすぐ非生産的な問いに占拠される
〈問いを共有〉すると、わたしたちの頭の中に常駐する、非生産的な「問い」が追い出されます。実は、わたしたちは最初から、頭の中で常に自分に問いかけているのです。いつもほとんど同じ問いです。
「ほんとうかな?」
「このままでいいんだろうか?」
「だいじょうぶだろうか?」
これは無意識に発せられる「問い」なので、放っておくと、すぐにこれでいっぱいになってしまいます。別の「問い」を積極的に起こさない限り、この「問い」が頭の中を占拠してしまいます。だから、これらの「問い」の居場所がなくなるよう、つねに、〈未来に向けた問い〉を投げかけ、そして、共有していくのです。
(『3分間コーチ ひとりでも部下がいる人のための世界一シンプルなマネジメント術』より抜粋編集)
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