マネジメントに変化を起こしたいなら、スキルを学ぶよりまずは部下と話す時間をつくること。毎回じっくりと話す必要はなく、日常の必要な場面で短く話すことのつみ重ねが、やがて部下やあなたのマネジメントに変化をもたらします。その最初のステップや「1on1ミーティング」にも活用できるヒントがここに!
3分間コーチ エッセンシャル(7) それなら上司はいらない
2018年08月28日
マネジメントにコーチングを取り入れようと思ったら、スキルを学ぶより何より、まずは部下と話す時間をつくること。たった3分でも充分です。3分間の積み重ねは、きっとあなたのマネジメントに大きな違いをもたらします。
上司の言うとおりに部下が動くなら、
上司はいらない
次の中で、あなたに当てはまるものはありますか。
- 議論が白熱し、盛り上がったのだから、現場も変わったはずだと思っていないか?
- すばらしい計画を立てれば、実行されるのが当たり前と思っていないか?
- 部下全員に「イエス」と言わせれば、次の瞬間から行動が起こっていると思っていないか?
- よく発言するスマートに話す社員が、ほんとうに会社に貢献しているか?
- 業績の上がらない部下や部署の責任を問えば、彼らは変わるのか?
- 会議室で問題を解決すれば、それでほんとうに問題が解決するのか?
- 目からうろこが落ちたら、行動はほんとうに変わるのか?
- わかったら、物事は現実するのか?
上司には、アイディアやプランを翻訳して部下に伝え、部下の行動に結びつけ、行動を修正し、目標に向かわせ続ける能力が求められます。
なぜなら、前回お伝えしたとおり、アイディアやプランと実行の間には深い溝があるからです。
(『3分間コーチ ひとりでも部下がいる人のための世界一シンプルなマネジメント術』より抜粋編集)
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