マネジメントに使えるコーチング

マネジメントに変化を起こしたいなら、スキルを学ぶよりまずは部下と話す時間をつくること。毎回じっくりと話す必要はなく、日常の必要な場面で短く話すことのつみ重ねが、やがて部下やあなたのマネジメントに変化をもたらします。その最初のステップや「1on1ミーティング」にも活用できるヒントがここに!


3分間コーチ エッセンシャル(8) システムや計画よりも重要なこと

3分間コーチ エッセンシャル(8) システムや計画よりも重要なこと
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マネジメントにコーチングを取り入れようと思ったら、スキルを学ぶより何より、まずは部下と話す時間をつくること。たった3分でも充分です。3分間の積み重ねは、きっとあなたのマネジメントに大きな違いをもたらします。


実際の仕事は〈人〉が行っているもの。
そして、人は計画したとおりに動くわけではない。


「ビジョンや戦略が計画どおりに実行されない」
「部下が育たない」
「仕事の進捗や状況がよく見えない」
「納期が守られない」
「品質が低い」

多くの企業が、多かれ少なかれ、こうした課題をかかえているものと思います。そこで、システムの導入や仕組みづくり、風土改革、社員研修が、提案し、試みられます。どれもアイディアレベルでは期待させるものです。ところがいざ、それを実行に移してみると...結果が思ったように出るわけではありません。

たしかに、システムや仕組みは大切です。けれども、それだけで会社組織が変わるわけではありません。ともすると、いいアイディアや計画は、それだけで、目標を達成し、ビジョンを実現してしまう力を持っているかのような錯覚をもたらします。

しかし、それらを実行し、実現するのは、システムや計画そのものではなく、〈人〉なのです。あくまでも、人が行うことなのです。実際にそれを行う人を不在にしたアイディアや計画が実現するはずはありません。

(『3分間コーチ ひとりでも部下がいる人のための世界一シンプルなマネジメント術』より抜粋編集)

3分間コーチ
ひとりでも部下がいる人のための世界一シンプルなマネジメント術

著者:伊藤 守
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン


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