マネジメントに使えるコーチング

マネジメントに変化を起こしたいなら、スキルを学ぶよりまずは部下と話す時間をつくること。毎回じっくりと話す必要はなく、日常の必要な場面で短く話すことのつみ重ねが、やがて部下やあなたのマネジメントに変化をもたらします。その最初のステップや「1on1ミーティング」にも活用できるヒントがここに!


3分間コーチ エッセンシャル(13) 今いる場所を示す

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マネジメントにコーチングを取り入れようと思ったら、スキルを学ぶより何より、まずは部下と話す時間をつくること。たった3分でも充分です。3分間の積み重ねは、きっとあなたのマネジメントに大きな違いをもたらします。


「フィードバック」と「フィードフォワード」は
無意識ではなく、意識して積極的に用いる。


フィードバックをフィードフォワードを通じて、わたしたちはより正確に自分の位置を測り、方向を定めることができます。これを生かしたコーチングは、たとえば、こんなふうに始められます。

フィードバックとしては、

「今のきみのやり方を見ていると、わたしははらはらする」
「少し急ぎすぎているように見える」

フィードフォワードとしては、

「チームの未来はどういうものに見える?」
「我々の顧客は、我々のサービスにどのぐらい満足しているだろうか?」

上司は、部下に今いる場所を知らせるために、フィードバックとフィードフォワードを無意識のうちに行なっているものですが、意識してさらに積極的に用いるとよいでしょう。実際、部下の多くは、それを求めています。自分が今やっていることは、はたして目標に向かうことになっているのか、自分以外の視点を求めています。

(『3分間コーチ ひとりでも部下がいる人のための世界一シンプルなマネジメント術』より抜粋編集)

3分間コーチ
ひとりでも部下がいる人のための世界一シンプルなマネジメント術

著者:伊藤 守
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン


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