マネジメントに変化を起こしたいなら、スキルを学ぶよりまずは部下と話す時間をつくること。毎回じっくりと話す必要はなく、日常の必要な場面で短く話すことのつみ重ねが、やがて部下やあなたのマネジメントに変化をもたらします。その最初のステップや「1on1ミーティング」にも活用できるヒントがここに!
3分間コーチ エッセンシャル(16) アイディアを行動に移すアイディア
2018年12月20日
マネジメントにコーチングを取り入れようと思ったら、スキルを学ぶより何より、まずは部下と話す時間をつくること。たった3分でも充分です。3分間の積み重ねは、きっとあなたのマネジメントに大きな違いをもたらします。
アイディアの実現には、
アイディアを行動に移すアイデアが必要。
新しいアイディアに限らず、やるべきことはわかっているのに、なかなか行動に移せないでいることもたくさんあると思います。アイディアはあるのになぜ行動に移せないかというと、それはもうひとつのアイディア、つまり「行動に移すアイディア」がないからです。
アイディアやプランがあったからといって、私たちはそれを行動に移せるわけではありません。行動に移すためには、もっとたくさんの情報が必要です。
- 一人でやるのか、それとも、協力が必要なのか?
- どのくらい時間がかかるのか? どんなツールが必要か?
- やりとげるだけの能力を自分は持っているのあ?
- 予測される未来はどんなものか?
- リスクは何か?
- なぜ自分はこれをやるのか? 自分にとってのメリットは何なのか?
こうした行動に移すための情報が足りていて、それが整理されれば、行動は起こしやすくなります。人とコミュニケーションを交わすということは、頭の整理をすると同時に、新しいアイディアを創出するプロセス、また、そのアイディアを行動に移すアイディアを創出するプロセスです。
〈3分間コーチング〉は、このための貴重な機会となります。
(『3分間コーチ ひとりでも部下がいる人のための世界一シンプルなマネジメント術』より抜粋編集)
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