マネジメントに使えるコーチング

マネジメントに変化を起こしたいなら、スキルを学ぶよりまずは部下と話す時間をつくること。毎回じっくりと話す必要はなく、日常の必要な場面で短く話すことのつみ重ねが、やがて部下やあなたのマネジメントに変化をもたらします。その最初のステップや「1on1ミーティング」にも活用できるヒントがここに!


3分間コーチ エッセンシャル(17) 人が進んで仕事をするとき

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マネジメントにコーチングを取り入れようと思ったら、スキルを学ぶより何より、まずは部下と話す時間をつくること。たった3分でも充分です。3分間の積み重ねは、きっとあなたのマネジメントに大きな違いをもたらします。


お金のためでなく、恐れからではなく、
好意と信頼のなかで、人は進んで仕事をする。

上司の仕事は、部下に仕事を「させる」ことではありません。部下を自から進んで仕事をやろうという気にさせることです。そのためには、部下に期待や要望などを一方的に伝えたり、正論を言うだけでは十分ではありません。ふだんから部下の間に、「いい関係」を築いておく必要があります。

部下との約束を大事にすること。それと同時に、部下にどれだけ「好意」を示しているか、部下をどれだけ「承認」しているかが問われます。人はだれでも、自分を認めてくれる人と仕事をすることを好みます。また、自分のことを好きな人を好きになる傾向がありますから。

仕事の出来不出来とはまた別に、いっしょに仕事をしている仲間として承認する。たとえ会社の中で上下関係があるとしても、部下をひとりの人間として認め、尊敬する。「いっしょに仕事ができてうれしい」「きみといっしょに仕事をするのは楽しい」と伝えるのです。

さらに、好意はことばだけで伝わるわけではありません。そのときの声のトーン、目つき、顔つき、姿勢などが大きく影響します。腕組みをして斜に構え、「君を信頼している」と言っても伝わるものではありません。

(『3分間コーチ ひとりでも部下がいる人のための世界一シンプルなマネジメント術』より抜粋編集)

3分間コーチ
ひとりでも部下がいる人のための世界一シンプルなマネジメント術

著者:伊藤 守
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン


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