マネジメントに変化を起こしたいなら、スキルを学ぶよりまずは部下と話す時間をつくること。毎回じっくりと話す必要はなく、日常の必要な場面で短く話すことのつみ重ねが、やがて部下やあなたのマネジメントに変化をもたらします。その最初のステップや「1on1ミーティング」にも活用できるヒントがここに!
3分間コーチ エッセンシャル(19) 組織の成長スピードと社員の自律性
2019年02月12日
マネジメントにコーチングを取り入れようと思ったら、スキルを学ぶより何より、まずは部下と話す時間をつくること。たった3分でも充分です。3分間の積み重ねは、きっとあなたのマネジメントに大きな違いをもたらします。
組織の成長のスピードは、
一人ひとりの社員の自律性の度合いに比例する。
コーチングでは、基本的に「アドバイス」はしませんし、問題解決もしません。問題とのつき合い方をコーチングします。これにより、部下のそれぞれが、現場で起こることに上司の指示を仰がなくても自分で対処できるようになるのです。すると、
アイデア → 企画 → 決定 → 行動までのスピード
失敗からやり直すまでのスピード
指示 → 実行までのスピード
ビジョン → 戦略 → 戦術決定 → 実行 → 目標達成までのスピード
すべてのスピードが速まります。その結果、組織全体の目標達成、成長のスピードが速まります。リアルタイムで情報が共有されるため、つねに新しい情報を取り込みながら、アイデアをアップデートできるからです。
また、かかる時間や計画に誤りがあった場合も、すぐに修正したり、新しい戦略に切り替えることができます。
さらに、結果が早く出ることによって、社員のモチベーションも高い状態で維持されます。物事が実現するスピードが速いということは、抵抗勢力が生まれてしまったり、サボタージュが生まれてしまう前、みんなのモチベーションが高いうちに実現してしまうということでもあります。
(『3分間コーチ ひとりでも部下がいる人のための世界一シンプルなマネジメント術』より抜粋編集)
※営利、非営利、イントラネットを問わず、本記事を許可なく複製、転用、販売など二次利用することを禁じます。転載、その他の利用のご希望がある場合は、編集部までお問い合わせください。