マネジメントに変化を起こしたいなら、スキルを学ぶよりまずは部下と話す時間をつくること。毎回じっくりと話す必要はなく、日常の必要な場面で短く話すことのつみ重ねが、やがて部下やあなたのマネジメントに変化をもたらします。その最初のステップや「1on1ミーティング」にも活用できるヒントがここに!
3分間コーチ エッセンシャル(26) 〈関わり〉がうすくなるとどうなるか
2019年05月16日
マネジメントにコーチングを取り入れようと思ったら、スキルを学ぶより何より、まずは部下と話す時間をつくること。たった3分でも充分です。3分間の積み重ねは、きっとあなたのマネジメントに大きな違いをもたらします。
〈関わり〉があるという実感は、〈居場所〉そのもの
相手を理解することの重要性は、そもそもわたしたちが〈関わり〉のなかに存在しているという点にあります。わたしたちは孤独な存在ではなく、〈関わり〉の中に存在しています。
だから、人との〈関わり〉が薄くなると、孤立感が生まれ、孤立感が強くなると、自意識過剰になったり、被害者的な心理状態になったりしがちです。そうなると、人との関係はますます疎遠になってと、負のスパイラルに陥ってしまいます。
けれども、そういう状態にある人でも、ひとたびお互いを理解する機会があると、相手を理解し自分を理解してもらう過程で、〈関わり〉を取り戻すことができます。
必要以上にプライバシーに踏み込まなければいけないわけではありません。しかし、仕事で見せている以外の、人間的な〈生〉のその人に触れることで、〈関わり〉を取り戻すことができます。
〈関わり〉があるという実感は、〈居場所〉そのものなのです。
(『3分間コーチ ひとりでも部下がいる人のための世界一シンプルなマネジメント術』より抜粋編集)
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