マネジメントに使えるコーチング

マネジメントに変化を起こしたいなら、スキルを学ぶよりまずは部下と話す時間をつくること。毎回じっくりと話す必要はなく、日常の必要な場面で短く話すことのつみ重ねが、やがて部下やあなたのマネジメントに変化をもたらします。その最初のステップや「1on1ミーティング」にも活用できるヒントがここに!


3分間コーチ エッセンシャル(27) 自分の成長をはかるとき

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マネジメントにコーチングを取り入れようと思ったら、スキルを学ぶより何より、まずは部下と話す時間をつくること。たった3分でも充分です。3分間の積み重ねは、きっとあなたのマネジメントに大きな違いをもたらします。


コーチングを通して、適性や強みを知る

わたしたちのリサーチによれば、「特にコーチを必要としない」と答えている人でも、自分自身のキャリアや成長に関しては、誰かに話を聞いてもらいたい、自分自身の適性や、強みを知りたいと考えています。

この場合は、アセスメントやインベントリー(質問紙を用いた、テストや棚卸しのシステム)を勧め、その結果に基づいてコーチするとよいでしょう。その結果から本人はどんなことを読み取ったかを聞き、自分には何が読み取れるのかを伝えます。

一般に、部下は、自分の評価、昇進、昇級、異動につながらないかと用心しているのですから、そこには十分注意が必要です。上司であるあなたの結果も開示して、それについて自分はどう思っているのかについて話してもよいでしょう。

アセスメントは、うまく活用すれば、お互いに話している内容や目的の見えやすい環境をつくるのに役立てることができます。


(『3分間コーチ ひとりでも部下がいる人のための世界一シンプルなマネジメント術』より抜粋編集)

3分間コーチ
ひとりでも部下がいる人のための世界一シンプルなマネジメント術

著者:伊藤 守
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン


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