マネジメントに変化を起こしたいなら、スキルを学ぶよりまずは部下と話す時間をつくること。毎回じっくりと話す必要はなく、日常の必要な場面で短く話すことのつみ重ねが、やがて部下やあなたのマネジメントに変化をもたらします。その最初のステップや「1on1ミーティング」にも活用できるヒントがここに!
事例で学ぶ3分間コーチ(6) 優れた上司は、その人が来る前から〇〇をつくっている
2019年05月30日
マネジメントにコーチングを取り入れようと思ったら、スキルを学ぶより何より、まずは部下と話す時間をつくること。たった3分でも充分です。3分間の積み重ねは、きっとあなたのマネジメントに大きな違いをもたらします。
優れた上司は、その人が来る前から「居場所」をつくっている
ある生命保険会社のマネージャーは、自分が異動したときの経験を語ってくれました。
「異動が決まったときは、とても不安でした。このとき、異動先の所長さんがはがきをくれたんです。
『今の職場を離れるにあたって残念な気持ちはあると思うけれど、どうか真っ白な気持ちで来てください。こちらの様子は聞いていると思いますが、何も心配はいりませんので、安心して来てください』
という内容のはがきでした。
実際に異動してからも、折あるごとに声をかけてくれました。また、人に自分を紹介してくれるときも、どうしてそこまで知っているんだろうと思うほど、的確に売り込んでくれました」
優れた上司は、その人が来る前から「居場所」をつくっているのです。
(『3分間コーチ ひとりでも部下がいる人のための世界一シンプルなマネジメント術』より抜粋編集)
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