マネジメントに変化を起こしたいなら、スキルを学ぶよりまずは部下と話す時間をつくること。毎回じっくりと話す必要はなく、日常の必要な場面で短く話すことのつみ重ねが、やがて部下やあなたのマネジメントに変化をもたらします。その最初のステップや「1on1ミーティング」にも活用できるヒントがここに!
3分間コーチ エッセンシャル(29) 悪いコミュニケーションとは?
2019年06月13日
マネジメントにコーチングを取り入れようと思ったら、スキルを学ぶより何より、まずは部下と話す時間をつくること。たった3分でも充分です。3分間の積み重ねは、きっとあなたのマネジメントに大きな違いをもたらします。
こんなコミュニケーションが社員を疲弊させている
社内のコミュニケーション環境の悪さを訴える社員は少なくありません。
心理学者のアドラーは「人が仕事で失敗するのは、単に知識や経験が不足しているからではなく、その90%以上は、そこに関わりをつくり出せないからだ」
と言っていますが、そのことに共感しない人はきわめて少ないと思われます。
次にあげるのは、悪いコミュニケーションとは、どのようなものかについて尋ねたアンケート結果からの抜粋です。
- 相手を傷つけたり、へこますためのコミュニケーション
- 一方的、強制的、命令的、否定的、高圧的
- 指示の背景が不明など、納得しにくい対話
- 話の腰を折る、頭から否定する
- 笑顔がない、笑いがない
- 利己的、閉鎖的、冷たい、機械的
- 話し手だけが納得してしまっている抽象的なコミュニケーション
- ハラスメントを伴う(セクハラ、パワハラ等)
- 言いたいことが伝わってこない
- 言いっ放し、フォローがない
- 投げかけた問いに対する返事がない
(『3分間コーチ ひとりでも部下がいる人のための世界一シンプルなマネジメント術』より抜粋編集)
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