マネジメントに使えるコーチング

マネジメントに変化を起こしたいなら、スキルを学ぶよりまずは部下と話す時間をつくること。毎回じっくりと話す必要はなく、日常の必要な場面で短く話すことのつみ重ねが、やがて部下やあなたのマネジメントに変化をもたらします。その最初のステップや「1on1ミーティング」にも活用できるヒントがここに!


3分間コーチ エッセンシャル(37) リソースと関わり

3分間コーチ エッセンシャル(37) リソースと関わり
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マネジメントにコーチングを取り入れようと思ったら、スキルを学ぶより何より、まずは部下と話す時間をつくること。たった3分でも充分です。3分間の積み重ねは、きっとあなたのマネジメントに大きな違いをもたらします。


リソースは人との〈関わり〉によって引き出され、〈関わり〉の中で表現される

たとえば、リフティングやシュートのうまいサッカー選手がいるとします。しかし、一人でリフティングしているだけでは、ただのショーです。

有能な人とは言われないでしょう。

ゲームの中でそのスキルが活用され、さらにそれがチームの勝利に貢献してはじめて、「有能な選手」となります。

オフィスでも同様です。

個人のスキルや知識を効果的に活用し、それによって組織に貢献してはじめて、その人は「有能な人」となります。能力だけを磨いても引き出しても、それを発揮する〈場〉、表現する〈場〉がなけれな、その人は「有能」とはなりません。

では、〈場〉とは何か? といったら、人と人、全体との関係性そのものです。

つまり、自分のリソースを活用するためには、リソースにアクセスする手段をもち、そのリソースを表現する〈場〉にいる必要があるということです。

リソースは人との〈関わり〉によって引き出され、〈関わり〉の中で表現されます。

そこに〈関係を築く能力〉が備わっていなければ、リソースにアクセスすることも、それを表現することもできません。

(『3分間コーチ ひとりでも部下がいる人のための世界一シンプルなマネジメント術』より抜粋編集)

3分間コーチ
ひとりでも部下がいる人のための世界一シンプルなマネジメント術

著者:伊藤 守
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン


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