マネジメントに使えるコーチング

マネジメントに変化を起こしたいなら、スキルを学ぶよりまずは部下と話す時間をつくること。毎回じっくりと話す必要はなく、日常の必要な場面で短く話すことのつみ重ねが、やがて部下やあなたのマネジメントに変化をもたらします。その最初のステップや「1on1ミーティング」にも活用できるヒントがここに!


事例で学ぶ 1on1(33)上司の時間、部下の時間

事例で学ぶ 1on1(33)上司の時間、部下の時間
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打ち合わせの時間に部下が遅れてくることはあまりありません。しかし、上司はよく部下を待たせます。電話が長引いたり、他の会議が長引いたり、理由はあるのでしょうが、部下を待たせることにあまり気を配らない上司がいますが、それは、そのまま部下に向かって、こう言っているのと同じことなのです。

「君の時間よりは、自分の時間のほうが大事だ」
「君より自分のほうが会社にとっても、社会にとっても価値がある人間だ」

とりもなおさずそれは、「君はあまり大切な存在ではない」と言っているようなものです。それで、彼らが自発的に仕事をしたり、リスクある提案をしてくるとも思えません。

「ホウ・レン・ソウ(報告・連絡・相談)」は部下が上司に対してするものだ、という暗黙の了解がありますが、それは決まりごとではありません。伸びている会社では、上司が部下に「ホウ・レン・ソウ」を実施しています。それは部下におもねっているからではありません。部下になにをしてほしいのかをはっきりと伝えることで、部下に十分に仕事をしてほしいと思っているからにほかなりません。部下がやる気をなくしてしまう原因は、
「上司に自分がなにを期待されているかよくわからないから」
「上司が自分の話を聞いてくれないから」
にあります。

部下がどう動くかは、上司の態度が反映します。
上司が変われば、部下は変わります。そしてチームは活性化します。
上司が変えるのは、コミュニケーションの取りかたであり、人間関係の創りかたにほかなりません。人間が仕事で失敗するのは、知識や経験ではなく、人間関係がうまく創れないためだと、心理学者のアドラーは言っています。

(『「小さなチームは組織を変える―ネイティブ・コーチ10の法則」』伊藤守著より抜粋編集)

■ TIPS for 「1on1ミーティング」

●1on1ミーティングの時間に遅れない

部下との1on1の時間に遅れる...ということはありませんか?
きちんと時間を守る。それだけで、部下に「あなたのことを大切にしている」というメッセージを伝えることができます。


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