マネジメントに使えるコーチング

マネジメントに変化を起こしたいなら、スキルを学ぶよりまずは部下と話す時間をつくること。毎回じっくりと話す必要はなく、日常の必要な場面で短く話すことのつみ重ねが、やがて部下やあなたのマネジメントに変化をもたらします。その最初のステップや「1on1ミーティング」にも活用できるヒントがここに!


事例で学ぶ 1on1(36)あるがままの自分に向き合う

事例で学ぶ 1on1(36)あるがままの自分に向き合う
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世界中の1万5千人のマネージャーを対象に行われた、「いいリーダーの特徴」という、興味深いアンケート結果があります。

  1. 正直 87パーセント
  2. 前向き 71パーセント
  3. 人を鼓舞する 68パーセント
  4. 有能 58パーセント
  5. 公正 49パーセント
  6. 人をサポートする 46パーセント
  7. 寛大 41パーセント
  8. 知的である 38パーセント
  9. 率直 34パーセント
  10. 勇気がある 33パーセント
  11. 頼れる 32パーセント
  12. 協力的 30パーセント
  13. 想像力豊か 28パーセント
  14. 親切な 27パーセント
  15. 分別のある 14パーセント
  16. 決然としている 13パーセント
  17. 野心的である 10パーセント
  18. 忠誠心がある 10パーセント
  19. 自律できる 5パーセント
  20. 独立している 5パーセント

"Credibility; How Leaders Gain and Lose It, Why People Demand it"
James M. Kouzes and Barry Z. Posner 著 1993年

この調査によれば、知的であること、有能であることをはるかに超えて、リーダーは正直であることを求められています。正直さは安心感をもたらします。正直(Honesty)は、フランス語が語源で、one with what is.、これは「あるがまま」という意味になります。それ以上でもない、以下でもない、演技の少ない上司は部下に安心感をもたらします。

(『「小さなチームは組織を変える―ネイティブ・コーチ10の法則」』伊藤守著より抜粋編集)

■ TIPS for 「1on1ミーティング」

●正直でいる

部下は正直な上司を求めます。しかし、上司にとって正直でいるには、自信の裏づけと、真の楽観性を求められます。上司自身も、自分のあるがまま、長所、短所も含めて、率先して向き合っていなければなりません。

正直さは手段ではなく、目的です。正直でいるためには、今以上に自己認識を深める機会を持つことです。たとえば、部下からフィードバックを受ける。360度のフィードバックも有効でしょう。


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