マネジメントに変化を起こしたいなら、スキルを学ぶよりまずは部下と話す時間をつくること。毎回じっくりと話す必要はなく、日常の必要な場面で短く話すことのつみ重ねが、やがて部下やあなたのマネジメントに変化をもたらします。その最初のステップや「1on1ミーティング」にも活用できるヒントがここに!
事例で学ぶ 1on1(40)人がチームに求めるもの
2021年04月27日
社員は仕事で自分が評価されたいと考えています。同時に1人前として扱われること、チームの一員として仲間に加えられることを求めています。
では、社員はチームに何を求めているでしょうか?
なぜチームの一員でありたいと思うのでしょうか?
それについて調査をしました。4社70人へのインタビューによれば、
- 絆
- 足りない部分を補う
- 自分が貢献できる場、自分が刺激を受ける場
- 1+1=5となる、マイナスをプラスにする力
- 安心感、達成への動機づけ、冒険するための基地
- 共に成長していける仲間、助け合える間柄
- フィードバックがある
- 知識や経験、スキルを分かち合い、教え合うことができる
- 新しい視点
- 所属しているという安心感
- そのチームの一員であることへの誇り
- おたがいの強みを生かし、目標達成に向けて、力を結集すること。おたがいに興味・関心を持って、影響し合うこと
- チームゴールが持て、楽しくやれる
- 自分のリミットを広げられる
- 自分とは違う仕事のスタンス、視点、とらえかたに触れて、新鮮に取り組める
- 一緒にゴールをめざすという一体感、高揚感
- チームでいることにより、おたがいが予想以上の成果を引き出せること
- 個人では成し遂げられない想像以上の大きなゴールを達成すること
- おたがいにゴールとその先のビジョンをリマインド(再認識)し合うことによって、ゴールに対して高いコミットメントを保ち続けること
- エキサイトメント(興奮、高揚)
- 協力が得られること、協力することができること
- 安心感
個々にチームに期待するものは違いますが、総じてチームは「コミュニケーションのプラットフォーム」であり、そこが「学習」の場であることを裏づける結果です。
目標や目的に向けて行動を持続させる動機づけがあること。自分が他の人に対して援助することができること。そして、パフォーマンスの評価。
チームは、個々の仕事のパフォーマンスをアクノレッジする場であると言えます。
(『「小さなチームは組織を変える―ネイティブ・コーチ10の法則」』伊藤守著より抜粋編集)
●チームについて問いかける1
「あなたにとってチームとは?」
「あなたはチームに何を求めているでしょうか?」
「なぜチームの一員でありたいと思うのでしょうか?」
こうした質問を自分自身、そして、チームメンバーの一人ひとりに問いかけてみましょう。
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