米国コーチング研究所レポート

ハーバード大学医学大学院の外郭団体、「コーチング研究所/Institute of Coaching (IOC)」所蔵のコーチングに関する論文やリサーチ・レポートなどをご紹介します。


【論文】 危機下におけるリーダーが意味づけする過程:マネジメントチーム内で徐々に現れる認知的コンセンサス

【論文】 危機下におけるリーダーが意味づけする過程:マネジメントチーム内で徐々に現れる認知的コンセンサス

ハーバード大学医学大学院の外郭団体、「コーチング研究所/Institute of Coaching (IOC)」のウェブサイトから、コーチングやリーダーシップに関する論文の要旨をシリーズでお届けします。


【論文】 危機下におけるリーダーが意味づけする過程:マネジメントチーム内で徐々に現れる認知的コンセンサス

著者: Combe, Ian and Carrington, David
掲載誌: The Leadership Quarterly Volume 26, Issue 3, June 2015, Pages 307-322
寄稿日: July 06, 2015

要旨:

危機に直面した際、リーダーがその経験から学ぶために相当の時間を要する場合がある。というのも、危機への対処法についてのコンセンサスを導き出して初めて、次に向かうビジョンの形成やその危機に対する意味づけが生じるからである。

しかしながら、リーダーが時間をかけて危機に対処する際に、どのように周囲とコンセンサスをとっていくのかに関する研究は乏しい。そのため、組織が危機にどう対応しているのかということについて十分に理解されていない状況を生み出している。

あるひとつの組織で行った、三つのマネジメントチーム内における認知マップを縦断的に分析した所見からは、危機を理解し始めた際の認知内容には個人間で大きな違いがあることがわかっている。今後に向けた、危機対応についての判断基準となるような有効なメンタル・モデル(:人やモノに対して持っている仮説)が一人ひとりにはつくられることが確認できたが、経営チーム全体に見られたわけではない。その代り、特定のマネジメントチーム内では、目的や因果関係について類似点があると危機対応のコンセンサスが、徐々に形成されていくことが明らかになってきた。


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【翻訳】 Hello, Coaching! 編集部

【要旨原文】
Leaders' sensemaking under crises: Emerging cognitive consensus over time within management teams (Summary)

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