米国コーチング研究所レポート

ハーバード大学医学大学院の外郭団体、「コーチング研究所/Institute of Coaching (IOC)」所蔵のコーチングに関する論文やリサーチ・レポート、ブログなどをご紹介します。


【論文】所属する組織への帰属意識により認められる美しさ:組織間で異なる、リーダーの魅力に対する認識

Beauty is in the in-group of the beholded: Intergroup differences in the perceived attractiveness of leaders
【論文】所属する組織への帰属意識により認められる美しさ:組織間で異なる、リーダーの魅力に対する認識
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ハーバード大学医学大学院の外郭団体、「コーチング研究所/Institute of Coaching (IOC)」のウェブサイトから、コーチングやリーダーシップに関する論文の要旨をシリーズでお届けします。


【論文】所属する組織への帰属意識により認められる美しさ:組織間で異なる、リーダーの魅力に対する認識

著者: Kevin Kniffin, Brian Wansink, Vladas Griskevicius, David Sloan Wilson
掲載誌:The Leadership Quarterly 25 (2014) 1143-1153
寄稿日:February 20, 2015

要旨:
身体的魅力は多くの場合、多種多様な関係における人間の感情、認識および行動に影響を与える外因的な特性だと考えられている。本研究は、その逆の予測として、他者に対する感情が他者の魅力を認識する際に影響するという説を調査したものである。本研究では特に、部下自身が所属する組織(in-groups)と所属しない組織(out-groups)のリーダーに対して抱く認識に着目し、組織への帰属意識が、リーダーの身体的魅力の評価に関連する親しみやすさに影響しているかどうかを調査した。2つの研究を行った結果、部下は、比較的親しい外部の組織のリーダーよりも、自分が所属する組織のリーダーに対して身体的魅力を高く評価することがわかった。本研究の結果は、現代の組織環境の中で身体的魅力が果たす相互作用の役割を理解する上で妥当なものであり、組織への帰属意識に応じた対人認識の変化を説明する上でも役立つ。身体的魅力を静的な特性としてとらえる従来の研究とは異なり、本研究結果は、親しいリーダーの身体的魅力を認識する際のレンズとして、組織への帰属意識が重要であることを強調している。


論文はこちら


【翻訳】 Hello, Coaching! 編集部

【要旨原文】
Beauty is in the in-group of the beholded: Intergroup differences in the perceived attractiveness of leaders (Summary)

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