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今日、部下の名前を何回呼びましたか?
2017年05月15日
部下一人ひとりについて、次のことを振り返ってみてください。
・今日一日に部下の名前を何回呼んだか?
・部下とどのくらい視線を合わせていたか?
・部下が昨日どんな洋服を着ていたか思い出せるか?
毎日見ているつもり、聞いているつもりでも、案外見てもいないし、聞いてもいないものです。
上司の仕事は、部下に仕事をさせることではありません。部下に、自分から進んで仕事をやろうという気にさせることです。そのためには、部下に期待や要望などを一方的に伝えたり、正論を言うだけでは充分ではありません。普段から部下との間に、「いい関係」を築いておく必要があります。
部下との約束を大事にすること。
それと同時に、部下にどれだけ「好意」を示しているか、部下をどれだけ「承認」しているかが問われます。人はだれでも、自分を認めてくれる人と仕事をすることを好みます。
仕事の出来ばえとはまた別に、一緒に仕事をしている仲間として承認する。たとえ会社の中で上下関係があるとしても、部下をひとりの人間として認め、尊敬する。
「いっしょに仕事ができてうれしい」
「きみといっしょに仕事をするのは楽しい」
と伝えるのです。
「そんなことはできない」、「言わなくてもわかっているはずだ」と思うかもしれません。たしかに、いつの時代でも自分の好意を伝えるのは勇気がいることです。
さらに、好意は言葉だけで伝わるものではありません。腕組みして斜に構え、「きみを信頼している」と言っても、伝わるものではありません。そのときの声のトーン、目つき、顔つき、姿勢などが大きく影響します。
『 お金のためでなく、恐れからではなく、好意と信頼のなかで、人は進んで仕事をする 』
『 3分間コーチ 』(伊藤守著)より抜粋編集
部下と信頼関係を築くためののヒントはこちら
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