リーダーシップとは、リーダーという立場にある人だけに必要なものではありません。どんな役割、立場にある人にも、リーダーシップが求められます。優れたリーダーは、周囲とどのように関わり、どのように物事を推進しているのか。ワークに取り組みながら、コーチング型リーダーのコミュニケーションについて学ぶためのミニ講座です。
【信頼関係を築く】 第1回 「信頼」はどのように醸成されるのか?
2017年02月02日
リーダーシップミニ講座、最初のシリーズのテーマは「信頼関係を築く」(全5回)です。
第1回 | 「信頼」はどのように醸成されるのか? |
---|---|
第2回 | 心からの気遣いを示す |
第3回 | 誠実さを心がける |
第4回 | 公平に接する |
第5回 | 「クリエイティビティを発揮する自由」と「リスクをとる自由」を与える |
第1回 はじめに
生産性を誇るチームを抱え、大きな成功をおさめているリーダーには、共通点があります。それは、例外なく、自分のチームメンバーから「信頼」を得ているということです。チームやチームメンバーが、リーダーの伝えることを聞き、受け入れ、実行するためには、そこに信頼関係が構築されている必要があるのです。
「信頼感」は、深い人間関係、優れたコミュニケーション、そして強いリーダーシップに、最も必要とされる要素です。
では、その「信頼」はどのように醸成されるのでしょうか?
ここでは、次の4つに大きくテーマを分け、メンバーからの信頼を得るリーダーが「具体的に何を実践しているのか」を見ていきます。
1. 心からの気遣いを示す
2. 常に誠実でいる
3. 公平に接する
4. クリエイティビティを発揮する自由と、リスクをとる自由を与える
リーダーシップを発揮する上で、「信頼」を中核に置いているリーダーは多いのではないかと思います。したがって、これから紹介する内容には、多くのリーダーがすでに知っていることや実践していることがたくさん含まれているかもしれません。
ただ、「信頼」という要素で肝心なことは、継続的な見直しと具体的な取り組みです。常に自らを振り返り、継続的に変化、成長しようと努めるリーダーのその姿もまた、メンバーからの信頼につながる重要な要素となります。
ついては、この講座が、改めて「信頼関係の築き方」や「周囲とのコミュニケーション」を振り返る機会として役に立ていただきたいと考えています。
信頼関係を強化するミニワーク
モデルから学ぶ
これまで出会った上司や先輩たちの中から、あなたが信頼を寄せた(寄せている)人物をリストアップしてください。
そして、彼らのどんなところに信頼を寄せているかを明らかにし、その中からぜひ真似したいと思うことをひとつ選んで、いますぐ実践してみましょう。
※営利、非営利、イントラネットを問わず、本記事を許可なく複製、転用、販売など二次利用することを禁じます。転載、その他の利用のご希望がある場合は、編集部までお問い合わせください。