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部下の好奇心をどのように刺激していますか?

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人は、ある一定の領域まで経験を積むと、実際以上に「自分は知っている」と確信する癖があるといいます。神経学者のロバート・バートンはこのことを「確信エピデミック」とよんでいます。この状態になると、人は「好奇心」を失い、創造性への道を閉じてしまうのだそうです。

逆に言うと、「好奇心」は、人の創造性を開花させる源といえます。

リーダーの仕事の一つは、部下の「好奇心」に火をつけ、創造性を促進させることです。

では、どうしたら、部下の好奇心に火をつけることができるのでしょうか。

あるメーカー役員のAさんが取り組んだのは、次の2つのことでした。

「問いかけ」を部下に投げかける

人は「知らない」ことがあると「知りたく」なる動物です。そこで、Aさんは、

「なぜ、お客様は我々の技術を採用しているのか?」
「今の技術を超える技術はどこにあるのか?」
「私たちの技術と競合の技術の間にある技術は何か?」

といった問いかけを部下たちにしていきました。

「当たり前」と思っていたことを「問う」ことで、部下たちの脳内に、「知っていることもあるが知らないこともある」という「情報の空白」(※)をつくったのです。

「失敗も良し」とする文化をつくる

「好奇心」は、過信があっても火がつきませんが、不安があってもつくことはありません。Aさんは、組織の「失敗がゆるされない雰囲気」も、新しいことをやろうとする「好奇心」を低下させている要因のひとつだと考え、「もし失敗しないとわかっていたら、どんな挑戦をしたいですか?」と問いかけ続けました。

こうした2つの関わりを通して、部下が他部門や社外の人に意見を求めたり、質問をし合うような風景が見られるようになっていきました。

さて、あなたはどんなアプローチで部下の好奇心に火をつけますか?


Coach's View「部下の好奇心に火をつける2つのアプローチ」より抜粋編集


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