最近、あなたはどのような質問を自分にしていますか？

質問されて、すぐに答えが見つからないような質問、つまり「未完了」となった質問は記憶に残ります。そして、「未完了を完了させる」ために、その質問に答えようと頭を働かせ続けることになります。

その「未完了」が完了した時、すなわち、質問に対する自分なりの答えが出た時、人はその分だけ成長します。質問から生じる「未完了」は能力開発につながります。

誰でも「未完了」が残るのは居心地の悪いものです。 しかし、「未完了」を完了させたいという自然な気持ちは、成長への原動力となります。「未完了」は人を成長させるのです。

ほんの少し「未完了」を残すような質問、つまり「すぐには答えられない」質問があると、効果的です。特に、これから進まなくてはならない「一歩先の未来」を考えさせる質問は、より効果があるでしょう。

もし、成長のために「未完了」を生じさせる質問を手に入れたいなら、普段話さない人と話してみるのはどうでしょうか。あなたのことをあまり知らない人なら、すぐには答えられない質問をプレゼントしてくれるかもしれません。

Coach's VIEW
「"未完了"が人を成長させる」より一部抜粋編集