eコーチングは、影響力を高めたいリーダーのためのわずか1分のミニコーチング体験。視点を変える質問と、すぐに試すことができるヒントで選択肢を増やし、リーダーとして起こすべき変化をいますぐ起こしてみませんか。
あなたと部下の間に築かれた関係性は、今どのような状態ですか?
2021年02月26日
「関係を創る」という行為がある一方で、「関係を探る」という行為があります。人と関わるときに、相手の出身地や、学校、会社、趣味、知人、など自分との「関係」の糸を探っていくという行為です。
そこでは、相手の中の、自分に対する「関係」は既に存在しており、後はそれを壊さないようにすることしかできません。
そこから二人の関係を発展させるとか、その関係を問い直すことなど起こりえません。
つまり「関係を探る」という立場にいる限り、一度決定された関係については、その枠からなかなか抜け出すことができなくなるのです。そこでは人との関係を、どちらが上か下か、どちらが優れているか劣っているか、損か得かなど、二極化してどちらかの立場にたつことで維持しています。
既成の関係の中では、対等に、自由に、話したり質問したりすることは許されません。
だからこそよけいに、自由な「対話」を通して創り上げられる「関係」には価値があると思えます。
コーチとして人と関わるときの一番の醍醐味は、「自由な対話」を体験することにあります。
コーチも自由にものを言い、クライアントも自由にものを言う。
そして、お互いの意見が食い違っても、相手の考えや思いを聞くことができ、そして相手を理解できるとき、人として少し成長できているような気もちになります。
Coach's VIEW
「関係を創る」より抜粋編集
この記事を周りの方へシェアしませんか?
※営利、非営利、イントラネットを問わず、本記事を許可なく複製、転用、販売など二次利用することを禁じます。転載、その他の利用のご希望がある場合は、編集部までお問い合わせください。