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あなたが部下に質問する目的は?
2021年06月18日
チームメンバー一人ひとりの持っているリソースを提供しあえる環境をつくるのは、マネージャーの仕事です。そのベースとなるチーム内のコミュニケーションをつくるのもマネージャーの仕事です。マネージャーは、コミュニケーションのプラットフォームを運営するファシリテーター(促進者)でもあります。
そのためにマネージャーに求められるのは、効果的な質問をつくり出す能力です。
しかし、質問は、状況やタイミング、言いかたによって、効果的にもなれば、非効果的にもなります。どんなにいい質問でも、相手、タイミング、そして新鮮さがないと、部下の答えようとする意識にアクセスすることができません。上司の欲しい答えを暗に要求するような質問は、部下から今以上のアイデアを望めません。
効果的な質問は、部下がコミュニケーションをスタートすることを可能にします。優れたマネージャーは、部下に考えさせるために質問をします。また、部下に未来を予測させる、アイデアを出させる、そのアイデアを行動に移すためのアイデアを出させる、問題をはっきりさせる、目標までの過程を想定させる、視点を変える、モデルを探すなどの目的を持って質問をつくり出すのです。
(『「小さなチームは組織を変える―ネイティブ・コーチ10の法則」』伊藤守著より抜粋編集)
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