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対話を深めるために、どんな工夫をしていますか?
2024年04月19日
コーチングの対話の中でも、相手を理解するためには「繰り返し」現れる「記号」がよく助けてくれます。
ある大手企業の営業所長Aさんに、初めてコーチした時の話です。営業先に向かう車の中から電話をしていたAさんに、いくつか質問をして話を聞いていく中で、Aさんから何度も「『Aさんがコーチング・プログラムをやって本当によかった』と部下に言ってもらいたい」という発言が繰り返されていました。
その「記号」の「繰り返し」をキャッチした私は、「Aさんはとても部下思いですね」とフィードバックしました。すると、しばし沈黙が続いた後、「今まで言われたことがないです。今言われて思い出したけど、僕の小さい頃ね・・・」と、子ども時代のエピソードを話してくれました。この話をした後のAさんは、二回目以降も私に色々なことを本音で話してくれるようになり、毎回のコーチングは対話が深まる時間になりました。
無意識的に繰り返された「記号」には、相手にとって何か大事な意味が込められています。その「記号」を関心をもってキャッチし、「記号」=「認識」の対応関係を理解して初めて、対話の土台が作られるのではないでしょうか。
さあ、みなさんは、誰と対話を深めたいですか?
(以上、コーチングカフェ『対話の土台を作る「記号解読」とは?』より抜粋編集)
まずは、誰の「記号」に耳を傾けますか?
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