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大人になると「問い」が減るのはなぜ?
2024年04月26日
なぜ、大人になるにつれて「問い」が減ってしまうのだろうか。
ひとつには、自分が「知らない」ことを開示することへの「緊張」がある。
更に「問い」は、「問われた側」にも緊張やプレッシャーを与える。
人は、正解の分からない複雑な問題に向き合うとき、多少なりとも不安になる。
「問い」が、問う側にも問われる側にも「緊張」を生むことは、避けられない事実なのである。
では、どうすれば我々はこのような「緊張」を乗り越え、日々のコミュニケーションの中でもっと積極的に「問い」を活用していくことができるのだろうか。
ひとつの案として、問いの表現に少しの工夫を加えることで、心理的ハードルを下げ、「一緒に考える空間」を生み出すことができる。
たとえば、枕詞をいれたり、言葉遣いや表現を変えたりするだけで、問いの印象は大きく変わる。
「今頭の中にパッと浮かんだことがあれば、どんなことでもいいので教えてくれませんか?」 (ハードルを下げる)
「もし予算の制限を無視できるとしたら、何に一番こだわりたいですか?」(仮定法を用いる)
「この商品を買ったお客様から、どんなセリフが聴こえてきそうですか?」(相手の五感を刺激する)
もし4歳児の様に会社を駆け回り、おもしろおかしく問いを投げ続けるリーダーが一人でもいたら。 あなたの組織は間違いなく、日々絶えず進化し続けることだろう。
(以上、Easterlies『問い ~もしあなたが、4歳児のように問うことができたなら~』より抜粋編集)
4歳児の気分で「問い」を投げかけるとしたら、どんな問いをしてみますか?
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