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最近、あなたが職場で笑ったのはいつですか?
2024年06月28日
ユーモアは、日本語の辞書で「ひとを和ませるおかしみ」と表現されている。
決して大げさなギャグを披露して、「笑いを取る」必要はない。
人は、この場では「笑ってもいいのだ」「笑うことが許されているのだ」と思っただけでも、コルチゾール(ストレスホルモン)が39%、エピネフリン(「闘争・逃走」反応を引き起こすホルモン)が70%も減少し、安心感が生まれ、ストレスが緩和されることが明らかになっている。(※)
日頃の話し言葉・ジェスチャーにほんの少しの変化を取り入れるだけで、あるいは、端的で洗練されたいつもの口調のメールに、「P.S.(追伸)」「今日のちょっとした一言」を添えるだけで、どれだけの従業員の、職場に対する関心を取り戻すことができるだろうか。
私たちは、物事を「一生懸命」「真面目に」考えなければ答えに到達しない、と思い込みがちである。
しかし、組織に問題は絶えない。現代の複雑化した社会においては、すぐ答えの出ない問題に対して、ゆるく、長く、向き合い続ける粘り強さが、今のリーダーや組織に求められている。
「問題解決」から「問題弛緩」。
深刻な問題に、深刻な顔で向き合うこともできるが、まずは一度、息をととのえ、あなたと仲間の表情をゆるめることから、始めてみても良いのかもしれない。
※Lee S Berk,Stanley A Tan,Dottie Berk, "Cortisol and Catecholamine stress hormone decrease is associated with the behavior of perceptual anticipation of mirthful laughter", 2008
(以上、Easterlies『対話におけるユーモアのちから』より抜粋編集)
週、どの場面でもっとユーモアを取り入れられるでしょうか?
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