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Googleのマネージャーがやっている「面談を効果的に行う方法」
2017年10月27日
Google社内のマネージャーの質をはかるProject Oxygenという調査において、全般的なスコアが高いマネージャーは、スコアが低いマネージャーよりもチームメンバーと1対1の面談を頻繁に行っていることが明らかになった。メンバーの一人ひとりと頻繁に面談を行うには多くの時間的投資が必要となる。しかし、それを実行することで、早期に問題を特定することができる他、マネージャーがフィードバックやガイダンスを行う場を共有することができる。以下は、この調査チームが、Googleの最も優秀なマネージャーに尋ねた、1対1の面談を効果的に行う方法の一部である。
定期的に面談の時間をとる
- 毎週または2週間に一度、一定の時間(通常30~60分)を確保する。
- 会議室や席から離れて1対1の面談を行う。外に出て歩きながらでもよい。
面談の内容を決める
- ディスカッションを組み立てるために、面談のアジェンダを共有する。マネージャーとチームメンバーの双方で作ることが望ましい。
- すぐに試せるアジェンダの例
- 口火を切る質問やと前回の面談以降のことを尋ねる質問
「何か手伝えることはある?」「今、どんなことに取り組んでいるの?」 - 障害や問題となっていること
- 目標の見直し
- 管理系の話題(例:次の休暇や経費精算について)
- 行動や同意したことを確実にするための次なるステップ
- キャリア開発やコーチング
- 口火を切る質問やと前回の面談以降のことを尋ねる質問
真摯な態度で臨む
- 時間に遅れない。
- できる限り議題から外れない。
- 面談に最大限集中する。
- フィードバックを求める。
「今、私がやっていないことで、やった方がいいことは何かありますか?」
「改善したり、もっと頻繁にやるべきことはありますか?」 - 次回までに取り組むことや、次回話題にすることを確認する。
- 「他には何かありますか?」と尋ねる。(最後に思いつくことがとても重要なこともある!)
記事について
【翻訳】 Hello, Coaching! 編集部
【原文】Tool: Hold effective 1:1 meetings
(re:Work*に掲載された記事の翻訳。re:Workの許可を得て翻訳・掲載しています。)
Article translated and reproduced with permission of re:Work
*re:Workとは:「職場をもっと良くしよう」をテーマに、Googleが実施した人事やマネジメントに関する調査結果やケーススタディ、ブログなどを公開している、Googleのre:Workチームが運営するウェブサイト。データに基づいた人事のあり方を模索している。
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