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知識と行動の溝をうめる

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私は講演でよく『コーチングによって知識と行動の間の溝をうめる』
という話をします。
頭ではわかっているのに、なかなか行動に移せない」という体験は、
誰にでもあることではないでしょうか。
そういった場合に、コーチングは確かに機能します。

では、その『知識と行動の間をうめる』ためのコーチング、
それを実践するにはどうすればいいのでしょうか。

実は、「頭でわかっていても、行動に移せない」というのは、
「コーチング」の実践そのものにも当てはまります。
コーチングの本を読んだり、研修や講演に参加して、
具体的に何をすればいいかは知っているのだが、
なかなかそれを実践できない。そういう声をしばしば耳にします。

「部下の話を聞いた方がいいというのはわかった。
でも実際にどうやってうまく聞いたらいいのかわからない」

「部下をアクノレッジした方がいいのはわかる。
でも、実際にその場になるとできない」

「効果的な質問をした方がいいと思うけど、
気がつくと、アドバイスやティーチングをしてしまう」

このように、コーチングで何をしたらいいのかよくわかったけれど、
コーチングを実際に使おうと思ったときには使えないというのです。
では、コーチングで学んだものは、どうすれば実践に移せるのでしょうか?

そこで、私はまわりの人に聞いてみました。
「それでも、やっぱり練習することではないですか?
練習するには、まず意識することから始めないといけませんね」

確かに練習することは有効かもしれません。
でも、練習の時間がない場合は?
いち早く使えるようにするには、どうしたらいいのでしょうか?

私の答えは決まっています。

「コーチをつけなさい」。

コーチングを学んだけれど、なかなかそれを現場で使えない。
そういう人にとって一番いい方法は、
それがやれるようになるために「コーチをつける」ことです。
やはり、「知識と行動の間の溝を埋める」ためにはコーチングが有効なのです。

たとえどんな方法をとったとしても、
ひとりでやるということは、
結局ひとつの視点からしかものを見ることができないため、
新しい知識を新しい行動に結びつけるような認識や
ものの見方ができるようになるわけではありません。

コーチをつけ、コーチとのあいだで
知識を行動に移す、そのことを話題にすることによって
初めてそれを意識化することができるのです。
それをやることの意味、自分の価値観との関係、障害になるもの
いろいろな角度から検証します。
これら、コーチングのプロセスを経て
行動に対する、自分自身との同意がより深くなっていくわけです。

また、新しい行動を起こした後に、
コーチとは、エバリュエーションをすることもできます。
それは、次への動機づけにもなり、ステップアップにもつながるのです。

ひとりでやるということは、
結局、従来の学習方法を繰り返すことになります。
それがうまく行く行かないにかかわらず、
慣れ親しんだ方法を繰り返すものなのです。

コーチングは、従来の学習方法を超えるものです。
実際に、優秀なコーチはみんな、コーチをつけています。

※営利、非営利、イントラネットを問わず、本記事を許可なく複製、転用、販売など二次利用することを禁じます。

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