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ピアノのレッスン

ピアノのレッスン | Hello, Coaching!
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私には娘が2人います。長女は中学校1年生、次女は小学校1年生です。

長女は4歳のときからピアノを習い始めて、現在ピアノ歴9年。次女も4歳から習い始めたので、ピアノ歴は3年です。

先日、玄関先で近所の顔見知りの人から声をかけられました。

「いま弾いているのは、お姉ちゃんでしょ。上手になったわねー」

ところが、そのとき弾いていたのは次女の方だったのです。

長女は、近所に住んでいる元音楽教師のベテランの先生に習っています。この先生は、厳しい指導方針で信頼を集めています。練習してこないと怒ります。

長女はこの7年の間、先生に怒られないようにレッスンの直前に練習するというかなり受身な姿勢でピアノに取り組んできました。レッスンが嫌で、ピアノをやめる、やめないという話が出たことも1度や2度ではありません。

次女は、世界的な音楽家を何人も育てていることで有名なある教室に通っています。

次女はこの3年間、おそらく1回も怒られたことがありません。

次女が習っている先生は、怒りません。生徒を萎縮させるようなコミュニケーションをとらないのです。少なくとも次女がレッスンを受けているこの3年間、そのような場面を見たことがありません。

次女は、ピアノは楽しいと言っています。

レッスンは1週間に1度ですが、時間が空くと嬉しそうに練習をしています。素人の私から見ても、長女に比べて上達が早いのは明らかです。

今年の4月、長女は次女の影響を受けて、さんざん迷った末に先生を変えました。長年通ったベテランの先生をやめて、次女の行っている教室に通うことにしたのです。

1ヶ月ほどたった頃のことです。長女は運動会の準備に時間を取られ、まったく練習をせずにレッスンに行くことになりました。

レッスンから帰ってきた長女は、顔を少し上気させ、びっくりした様子でこう言うのです。

「練習していかなかったのに、ぜんぜん怒られなかったよ! 次のレッスン、楽しみにしてるって言われちゃった。頑張って練習しなきゃ!」

この先生と長女の間に何があったのかはよくわかりませんが、たった30分ほどのレッスンを通して、長女のピアノに対する取り組み方を根底から変えてしまったことは確かでした。

教える側が知識や技術を持っていることはもちろん重要なことです。しかし、受け取る側一人ひとりのタイプを見極め、レセプターを開き、本人の学習意欲を高めることはそれ以上に大切なことだとコーチングでは考えます。

長女は優しくおっとりとした性格なので、ベテランの先生から見れば、もう少し強くなって欲しいという意図もあって厳しく指導してくれたのだと思います。

ベテランの先生には、ここまで長女を育ててくれたことをとても感謝しています。

でも、もし先生が少しでもコーチングを知っていたら、長女はもう少し早くピアノがうまくなっていたかもしれません。

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