コーチングの歴史、具体的なコーチングスキルなど、コーチングとは何かを知るための基礎知識をご紹介します。
部下育成とは?部下育成に日々悩むリーダーたちへ「ちょっと視点が変わる3つのコラム」
2018年11月20日
部下育成とはなんでしょうか?
部下育成に日々悩まれるリーダーも多いかと思います。
今回、部下育成に際し、検討しておくべき3つの視点をコラム形式でお届けします。
視点がほんの少し変化することで、「見え方」、「捉え方」、そして「関わり方」さえガラッと変わることもあります。
ぜひ視点を変えるヒントにしてみてはいかがでしょうか?
話しやすい環境でも部下が意見を言わない、本当の理由
4月に異動してきたメンバーも、新しい職場で1ヶ月。そろそろ環境に慣れて意見を言うようになってもおかしくない。それなのに、全然自己主張がない。
そんな部下にもどかしさを感じている人もいるのではないでしょうか。
こうした時に起こりがちなのは、「この部下は意見を言わない性格なのだ」と周囲が諦めてしまうことです。
しかし、実はそうではないかもしれません。部下が意見を言わないのは、心理学用語でいう「学習性無力感」というものが背景にある可能性もあるのです。
2つの育成手法
育成手法の一つの大別の仕方は、それが「弱み克服型」であるか「強み伸長型」であるかです。
企業の管理職にコーチングの研修をしていると、受ける質問のほとんどは、「うちの部下が○○ができないんだけれどもどうしたらいいでしょうか?」という類の質問です。彼、彼女の弱みを克服させたいということですね。
「うちの部下は○○がいいところなんですが、どうやったらもっと伸ばしてあげられるでしょう?」という質問を受けることは滅多にありません。
どちらの手法が優れているということではありませんが、日本では、学校でも、職場でも、家庭でも、弱み克服型のスタンスが取られることが多いようです。
先日、私の知人と話していたときのことです。
『オズの魔法使い』に学ぶ~部下の自発的な行動を引き出す上司の関わり方
3年前に、タイで、二人の日系企業の社長に出会いました。
お二人とも、タイでゼロから工場を立ち上げ、その拡大に成功されています。共通しているのは、自分がトップに立ち、強い牽引力でここまで引っ張ってきたこと。話を聞くと、お二人からまったく同じような答えが返ってきました。
「数年前にこの工場を立ち上げて、日本人は自分一人でここまで引っ張ってきた。
怒鳴る、叱責するは当たり前、強い指示、命令型で工場を拡大してきた。ところが、ここにきて、自分が言わなければやらない、現地のマネージャーには任せられない状態が起こっている。このままではこれ以上の発展は望めない」
しかし、この先は対照的でした。
この記事を周りの方へシェアしませんか?
部下やチームの力を高め成長を支えたい コーチングマネジメント を学ぶ
・コーチングマネジメントを仕事にどう活かせるのか?
・なぜ参加者の98%が、仕事での成果を実感しているのか?
※営利、非営利、イントラネットを問わず、本記事を許可なく複製、転用、販売など二次利用することを禁じます。転載、その他の利用のご希望がある場合は、編集部までお問い合わせください。